現代において「どん底から助けて」と言えるか?

図書館で「助けてといえない -いま30代に何が-」(NHKクローズアップ現代取材班編著,文藝春秋)という本を借りてきて読んだ.読んだ感想を一言で言うと,「ページをめくる度に絶望感に包まれる」.

NHKクローズアップ現代,九州沖縄インサイド,福岡にんげん交差点(後ろ2つは九州沖縄地区で放送された番組)の「助けてと言えなかった/言えない/言っていい」の放送をまとめた本だが,読んでて思ったのは「他人に弱みを見せる=負け」という意識があるからではないだろうか.自分も「弱みを見せたら負け」という考えを持っているので,裏を返せば自分も同じ境遇になっていた可能性があったかもしれない.

弱みを見せるならまだしも,それを返すあてもないから,「助けて」とはいえない.要は借りを返す方法が思いつかない,もしくは見つからないのだ.そんな状況で助けてと言ったって,負け犬意識だけが残ってしまう.それをループさせると,本当にどうしようもなくなる.

ではどうしたらいいのか,を問いかける.この呪縛を解く方法はあるのか.この問いは多分自分ひとりでは見つけられない.

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